舞台「斑鳩の王子 -劇史 聖徳太子伝-」 を鑑賞。
3時間の公演で休憩なしという舞台にしてはかなりシビアなタイムスケジュールだったから、正直鑑賞前は不安だったけれど、終わってみれば、笑いあり涙ありのラストは大団円。
どこまでがアドリブでどこからが台本かわからないような構成で、いきなりほとんどアドリブかと思われるようなコントが始まったり、物語の根幹の部分では真剣な芝居をする一幕があったけど、その空気の切り替えが天才的だった。一つ一つの場面だけを切り取ったら、同じ舞台なのかと思うほどだが、演者の芝居と舞台の演出によってコント部分と真剣な芝居部分が見事に融合していた。
主演は明石家さんま(以下、敬称略)。この人マジですごい。明石家さんまが出てきた時の会場の雰囲気の変わり方、観客のみならず、アドリブで他の演者も楽しませる様子はまさにスーパースターのそれだった。
コントはもちろんだが、真剣な芝居も凄まじく一気に引き込まれる。そしてカーテンコールでは疲れた様子も見せず、満面の笑顔で深々と観客に頭を下げる。
そりゃ芸能の世界で長年トップを走り続けるわ。
そこにいたすべての人に愛されるんだもの。
これは本当に才能以外の何者でもない。
人を楽しませることが心底好きで自分も楽しくて仕方がないんだなと。
この人がいなくなった世界は少し寂しくなりそうだ。